空き家を片付ける方法!どこから手をつけて良いか分からない方へ

空き家の片付けが必要な理由

空き家を放置しておくのはNGです。次第に廃墟と化し、場合によっては犯罪の温床になることもあります。地域の景観を守るためにも、安全な街づくりに貢献するためにも、空き家の片付けは必須です。
また、空き家を放置することで地域の条例や国の法律(空家等対策特別措置法)に違反することになり、固定資産税の優遇措置が適用されなかったり、50万円以下の罰金が請求されたりすることもあります。空き家は放置するのではなく、必ず適切に片付けましょう。


空き家の片付けは自分で行う?業者に任せる?

空き家の片付けは自力で行うこともできますが、ごみの分別や運び出し、リサイクル家電の回収手続きなど非常に手間がかかるのも事実です。何百袋ものごみが出たり、たんすや大型家電など自力で運び出せない粗大ごみもあるでしょう。空き家の状況別におすすめの片付け方法を紹介します。


すべて自力で片付ける

コストを抑えたい方には、すべて自力で片付けることをおすすめします。部屋1つではなく家1軒を片付けるのですから、体力が必要なだけでなく、何日もかかることは覚悟しておきましょう。
まとめて地域のごみ回収日に出すことはできないということも、覚えておく必要があります。ごみの量が常識以上に多いときはごみ収集車では回収してもらえず、後日、市区町村役場等に連絡して、有料で引き取ってもらわなくてはいけません。また、リサイクル家電や大型ごみは自治体では引き取ってくれないことも多いです。回収業者に連絡し、有料で引き取ってもらいましょう。


片付けと分別のみ自力で行う

ある程度のごみを片付け、貴重品や売却できるものは自力で処分をし、残りは粗大ごみ回収業者に依頼するという方法もあります。コストを下げつつ難しい部分は業者の力を借りるので、もっとも現実的な方法と言えるでしょう。


ごみ回収業者に任せる

簡単かつ手早く空き家を片付けたい方には、すべてをごみ回収業者に任せる方法がおすすめです。ただし、空き家から思わぬ貴重品が見つかることもあるので、必ず分別作業に立ち会うようにしましょう。
買取サービスを実施している業者なら、ブランド品や使用可能な家電・家具を買い取ってくれることもあります。買い取ってもらえる分、片付けの費用削減も期待できます。


空き家の片付け!失敗しない流れとは?

「家ごと壊す予定だから片付けなんてしなくても…」というのは間違いです。建設リサイクル法が施行され、家屋を解体するときもガラスや金属、木材などに分類して捨てなくてはいけなくなりました。
もちろん不法投棄は犯罪です。しっかりと空き家を片付けなくては罰金などの刑罰を受けることもあるので、不安な方は正しく分別・廃棄してくれる業者に任せるほうが良いでしょう。空き家を失敗せずに片付ける流れを解説します。


1.遺体が長期間放置されていた時は特殊清掃業者に依頼

空き家に遺体が長期間放置されていた場合は、においや血痕など通常では落としにくいものが残っていることもあります。特殊な汚れに対応する「特殊清掃業者」に依頼しましょう。
特殊清掃業者では、特殊な薬剤やスキルを使って汚れを除去します。ただし、空き家を取り壊す場合は特殊清掃は不要になることもあります。まずは解体業者に現状を見せて相談し、特殊清掃が必要か問い合わせてください。


2.遺品として分類したい場合は遺品整理業者に依頼

相続に必要な重要書類や形見分けにするものを空き家の中から探す場合には、「遺品整理業者」に依頼することをおすすめします。できれば、遺品整理士の資格を持っているスタッフがいる業者を選ぶようにしてください。特別な思い入れがあるものなどは、お寺やその場での供養を依頼できることもあります。
また、重要書類以外にも、高価なものや思い出が深いものが見つかることもあるので、かならず立ち会うようにしましょう。


3.粗大ごみ回収業者に依頼して不用品を廃棄する

遺品整理の必要がない場合は、「粗大ごみ回収業者」に依頼します。遺品整理の必要がある場合は、遺品整理に対応している粗大ごみ回収業者を選び、手間と費用を省きましょう。
ごみの中には、リサイクル家電のように廃棄に追加料金がかかるものもあります。見積もりの際にリサイクルごみの料金についても尋ねておきましょう。
また、不用品買取サービスを実施している業者なら、ブランド物やまだ使える家電を買い取ってくれることもあります。その分、トータルの料金が少し安くなることもあるので、ぜひ活用しましょう。


4.空き家を丸ごと清掃しよう

不用品がなくなってから、取り壊すか清掃するかを選択します。取り壊すときには解体業者、清掃する場合には清掃業者に依頼します。
粗大ごみ回収業者の中にはクリーニング作業にも対応していることがあるので、セットで頼むと手間を省けます。空き家を今後、賃貸物件として利用する場合には、徹底的にきれいにしておきましょう。


空き家の片付けにかかる費用は?

空き家の片付けには、どの程度の費用がかかるのでしょうか。業者ごとの相場を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
なお、粗大ごみ回収業者や遺品整理業者、特殊清掃業者などの相場は、都市部は競合業者が多いため比較的安価です。


特殊清掃業者の料金相場

特殊清掃が必要な部分の間取りで、料金が決まることが多いです。汚れによっては追加料金が必要なこともあるので注意しましょう。また、汚れがひどく、床材や壁材の張り替え、土台のクリーニングが必要なときはさらに高くなります。


<基本料金>

清掃する場所の間取り 料金相場
1K・ワンルーム 50,000~60,000円
1DK 60,000~80,000円
1LDK 80,000~100,000円

<追加料金>

床上のみの清掃 30,000円~
畳の撤去 3,000円/1枚~
フローリング等の床材の張り替え 50,000円/10㎡~
汚物処理 20,000円~
害虫除去 10,000円~
人件費 20,000円/1人~

遺品整理業者の料金相場

遺品整理も、整理する場所の間取りによって決まることが一般的です。ごみ屋敷程度にものが多い場合は、割り増しされることもあります。

整理する場所の間取り 料金相場
1K・ワンルーム 30,000~80,000円
1LDK 60,000~120,000円
2LDK 90,000~160,000円
3LDK 150,000~300,000円
4LDK 180,000~400,000円
6LDK 200,000~500,000円

粗大ごみ回収業者の料金相場

粗大ごみ回収料金も、ごみが置かれている場所の間取りによって料金が決まることが一般的です。遺品整理と一緒に依頼することで、料金を安くすることも可能です。また、料金一律のトラック積み放題プランを提供している業者もあるので、ごみの量が多い場合には利用を検討してください。

整理する場所の間取り 料金相場
1K・ワンルーム 30,000~80,000円
1LDK 60,000~120,000円
2LDK 90,000~160,000円
3LDK 150,000円~
4LDK 180,000円~
6LDK 200,000円~

空き家の片付けを少しでも安く済ませるコツ

業者に依頼するとお金がかかるのも事実です。少しでも安くしたい方は、次のコツを実践してください。


<片付け料金を安くするコツ>


空き家の片付けは業者に依頼して賢く済ませよう

空き家の片付けは面倒でつい放置してしまいがちですが、犯罪の温床となったり、罰せらtりするなど放置しておくことはデメリットが多いです。自分で片付けると相当な労力が必要なので、適切な業者に依頼して、スムーズに片付けを行うことをおすすめします。