ゴミ屋敷は自分で片付けできる?専門業者に依頼する方法も合わせて紹介

ゴミ屋敷になってしまう原因

多くの場合、家がゴミ屋敷になってしまうのは、片付けが苦手や物が捨てられない性格が原因です。しかし、中には以下のような原因もあります。


ゴミ捨ての習慣がない

自身でゴミを捨てる習慣がない場合は、当然ですがゴミが溜まっていきゴミ屋敷になってしまいます。このケースは家族に先立たれてしまった高齢者に多く見られます。 それまでは配偶者などの家族がゴミ捨てなど家事を行ってくれていた場合、残された高齢者の方は自力でゴミを捨てるのが難しく、結果的にゴミ屋敷になってしまうというケースです。


認知症で生活能力が低下している

認知症になってしまうと、認知能力が低下し、ゴミを捨てることを忘れてしまったり、そもそもゴミをゴミとして認識できなくなったりしてしまいます。 その結果、どんどん部屋にゴミが溜まってしまいます。


精神障害などで片付けができない

下記のような障害や精神的な病が原因で片付けができないこともあります。

ADHDは発達障害の一種。出していた物をそのままにしたり、掃除しようとしても気が散って片付けできない事例が多いです。 セルフネグレクトは生活状況・栄養状況がうまくいっていないにも関わらず、改善しようとしないといった状態です。抑うつ状態で発生してしまいがちです。 買い物依存症は主に女性が多いのが特徴。物を買うことに快感を得てしまい、好きな物を手当たり次第購入していった結果、ゴミ屋敷になってしまいます。 このような症状の場合はただ叱るなどしても効果がありません。何回か注意しても効果がないようなら、医療機関に診察を受けに行ってみてください。


ゴミ屋敷に住むデメリット


ゴミ屋敷に住んでいることで起こるデメリットは主に以下の5つです。自分はもちろん、周りにも迷惑がかかってしまいます。


害虫や害獣が出る

生ゴミをはじめ多くのゴミが溜まったゴミ屋敷には害虫が数多く出ます。ゴキブリをはじめ、ハエやネズミなどが発生することが多いです。これら害虫や害獣は見た目が不愉快なだけでなく、不衛生で健康被害をもたらす可能性もあり ます。 また、ゴミ屋敷に集まった害虫は近所にも当然出没しますので、周りに住んでいる方にも迷惑をかけてしまいます。


悪臭が発生する

生ゴミや飲みかけのペットボトルなどが大量に放置されるゴミ屋敷では、当然悪臭が発生します。悪臭は自分や洋服に知らないうちに染み付き、人と会うときに「変な匂いがする」印象を与えてしまうことも。 そして自分の家だけでなく近隣にも多大な迷惑をかけてしまいます。匂いが原因で窓が開けられなかったり、洗濯物がを干すことができなかったりとトラブルの元です。


火事の危険性が高まる

ゴミ屋敷では燃える物が多い分、燃え移るスピードがかなり早く、火事の危険性を高めます。一気に燃え広がった炎は近隣の家にも移ることも想定され、多くの人を巻き込んだ大惨事を引き起こしかねません。 そして、トラッキング現象も起こりやすいいのが特徴です。トラッキング現象とは電気がホコリに引火して火が付いてしまうことです。火事が起きた際の危険性だけでなく、起こる可能性も高まってしまいます。


精神的に疲れる

部屋一面中がゴミだらけだと、目から入ってくる情報がかなり多く疲れやすくなってしまいます。探し物が見つかりづらいというストレスも相まって精神的疲労が大きくなります。 何より本来安息の地である自宅で精神的にリラックスできないので、次第に余裕が無くなってきます。


アレルギーを発症しやすくなる

ホコリやカビなどが多い環境では、アレルギーを発症する危険性が高まります。喘息やアトピーなどの諸疾患になりやすく、健康被害を受ける可能性があるのもゴミ屋敷をそのままにする大きなデメリットです。


ゴミ屋敷は一人で片付けできる?

ゴミ屋敷は条件によっては一人で片付けることができます。一人で片付けることができる部屋のレベル感は以下の通りです。


1Kやワンルーム程度の間取りなら一人でも片付けることができます。一軒家の場合でも、1部屋だけゴミで溢れている程度であれば一人で片付けることができます。 汚れているのが2〜3部屋程度なら、3人以上の人手があれば素人でも片付けが可能です。友人や家族に手伝ってもらうと良いでしょう。 逆に、下記のような場合は素人での対処はかなり難しいので、専門業者に依頼するのがおすすめです。


ゴミ屋敷を片付けるときの準備

ここからはゴミを片付けるときの準備として、必要な物とスケジュールを立てるときのコツについて解説していきます。


掃除するときに必要な物を用意する

まずは掃除するときに必要な道具を準備します。

ゴミ袋や新聞紙

ゴミ袋は想像以上の量を使用することになるので、かなり多めの量を用意しておくことをおすすめします。また、ゴミ袋では捨てられない割れ物などを処理する際に必要な新聞紙や、それを包むためのガムテープなども用意しておきましょう。

掃除用具

ゴミを片付け終えた後の床や家具、壁を掃除する際に使用するための掃除用具も用意しておきましょう。掃除機やほうき、ぞうきんなど一般的なもので十分ですが、汚れがこびりついていることも想定されますので、洗剤は強めのものを用意しておくと良いでしょう。 また、ガラス片など危険な物や触りたくないようなゴミが落ちているときに使うトングも用意しておいてください。

害虫駆除アイテム

ゴミ屋敷には害虫が必ず潜んでいます。ゴミの片付け中に害虫が出て作業が滞ることがないように、害虫駆除アイテムは用意しておきましょう。部屋全体に効能のあるものと、出現した害虫を駆除する用のスプレータイプの両方を用意しておくのがおすすめです。

ゴミ運搬用の車

大量に出たゴミを収集所などに出す際には、通常の自家用車では苦労します。また。ゴミの臭いが移ってしまう危険性もあります。 ライトバンや軽トラなど大きめの車をレンタルすることをおすすめします。


掃除するときに自分の身を守る物を用意する

ゴミ屋敷の場合、普段の格好で掃除するとケガをすることがあるので、身を守る道具を準備しましょう。

帽子は頭にホコリをかぶるのを防いでくれます。外での作業もできるようにつばが360度付いている物がおすすめです。軍手を用意しておくとゴミに躊躇なく触れられるようになるだけでなく、割れ物などから手を守ってくれます。
ゴミ屋敷は悪臭が漂っているので、お気に入りの服を着てしまうと、匂いが染み付いてしまいます。掃除が終わったらそのまま捨てても良いような服で掃除するようにしてください。
また、ゴミ屋敷の床は何が落ちているかわかりません。ゴミが溜まっていると深さがあるので、長靴を履くことをおすすめします。


掃除のスケジュールを立てる

準備が終わったら掃除のスケジュールを立てます。スケジュールを立てるコツとしては以下の3つが挙げられます。

大体2〜3日で1部屋の掃除を完了できるくらいのスケジュールを立てていきましょう。あまりタイトにしてしまうと、焦ってしまい片付けが乱雑になります。ゴミ出し日から逆算して計画してください。
また、知人に手伝ってもらう場合には前日にお願いしても時間が合わないことも。1週間前にはアポを取って人手を確保していきましょう。
どの順番で片付けるかも計画しておいてください。当日にどこを掃除しようかと迷わなくて済みます。一般的には玄関に近い部屋から片付けていきます。


ゴミ屋敷を片付ける手順


事前の準備が整ったら掃除を始めていきます。掃除をするのにもきちんと手順があるので、以下の手順に則ってキレイにしていきましょう。

①害虫駆除をする

本格的に掃除をする前に害虫駆除をしておきます。掃除中にゴキブリなど害虫が出るとビックリして手が止まってしまいがちです。その都度、驚いていては片付けが進みませんので、先にある程度駆除しておきましょう。
くん煙剤を使うときは部屋の広さに合った物を使うようにしてください。部屋の広さに合った物を使わないと効果が薄くなってしまい、害虫を駆除することができません。くん煙剤は当日ではなく、前日の夜にやっておくと時間を有効に使うことができます。


②明らかにゴミとわかるものから片付ける

確実にいらない物から捨てていきます。ペットボトルやプラスチックゴミなど、どう考えても不要なものはどんどんゴミ袋に捨てていきましょう。洋服・お皿など取っておきたくなる物も出てきますが基本的には、全部処分する気持ちで片付けます。
片付けているうちに捨てるか迷ってしまう物もありますが、それらは一旦保留にした上で、不要なものをすべて捨て終わってから仕分けます。


③迷った物を仕分ける

不要なゴミがあらかた片付いたら、保留にしていた物を残す物と捨てる物に仕分けていきます。ここは必要最低限の物以外は残さないようにするのがポイントです。いつか使うかもしれないと思って残した物は、出番がないことがほとんど。潔く捨てて、必要になったときにまた購入しましょう。
思い出の品は1つボックスを用意して、それに入り切らなくなったら写真を撮って捨てるようにしてください。思い出の物をいつまでも取って置いても結局、ゴミになってしまいます。物が循環する工夫をしましょう。
どうしても迷う物があるときは、保留ボックスを用意。期限を決めて残しておき、期限を過ぎても使わなかったら捨てましょう。


④ゴミを出したら清掃作業

片付けが終わったらゴミを収集場所に持っていって捨ててください。その後、清掃作業に入っていきます。残った細々したゴミはほうきで掃いてキレイにしていきます。
床は洗剤を使って拭き掃除しましょう。生ゴミの汁は放置しておくと害虫が寄ってくるので、強めの洗剤で落としていきます。
壁や家具なども長年のゴミ放置が原因で傷んでいたり、汚れが落ちなかったりしていることも。自分で掃除できない場合には、ハウスクリーニングの依頼を検討しましょう。


ゴミ屋敷を片付けるときの注意点


1つの場所から片付ける

片付けるときは必ず1つの場所が終わってから次の場所を片付けます。中途半端に複数の場所に手を出してしまうと、どこも綺麗にならずに終わってしまう危険があります。手を付けていない場所で気になることがあっても放置しておくのがいいでしょう。 スケジュールを組む時点から、どの部屋の順番で掃除するのか意識してスケジュールを組んでおいてくと効率的に進めることができます。


思い出に浸らない

ゴミ屋敷を片付けていると、思い出のアルバムなどが出てきてついつい手が止まってしまうことがあります。思い出の品は後からでも見返せる物です。見つけたら別の場所に置いておいて、きれいになった部屋で見返すようにしましょう。


自分で片付けられないときには専門業者に依頼する

専門業者に依頼するメリット

業者に依頼するメリットは下記になります。


プロに任せることで最短で2時間、最長でも15時間で作業が終了します。また、自分の都合が良いときに依頼できるのも嬉しいポイント。オプション料金を支払えば深夜・早朝でも依頼できる業者もあり、仕事で忙しい方にもおすすめです。 また、専門業者はプロしか使えない洗剤を用いて掃除してくれます。そのため、素人だと時間がかかってしまう掃除も、一瞬で終わらせてくれるのが特徴です。ゴミの分別や持ち帰りもしてくれるので、莫大な量のゴミを分別する必要もありません。


専門業者に依頼するときの料金の相場

専門家に依頼する料金相場は下記の通りです。

部屋の間取り 料金 作業時間
1R~1LDK 30,000〜150,000円 2〜5時間
1LDK~2LDK 70,000〜225,000円 3〜8時間
2LDK~3LDK 187,000〜400,000円 4〜12時間
3LDK~4LDK 196,000〜500,000円 5〜15時間

上記はあくまで一例で、汚れ具合やゴミの量によって料金に差が出ます。


専門業者に依頼する流れ

専門業者に依頼する場合は、以下の流れになります。

  1. 見積もりの連絡をする
  2. 納得できたら契約する
  3. 作業日当日に作業してもらう
  4. 料金を支払って完了

見積もりを依頼するときには、部屋の汚さ・部屋の広さ・現地見積もりの日時・片付けてほしい日をリストアップしておくとスムーズに依頼できます。2〜3社に見積もりを依頼して、見比べて納得できたら契約しましょう。
そして、当日に掃除してもらいます。ゴミの処分から床・壁・家具の掃除までやってもらえます。作業終了後、キレイになっているか確認して、料金を支払って終わりです。
こういった専門業者の中には高額請求をしてくるような悪徳業者もいます。見積もりは細かく記載されているか、口コミ・評判はどうか、実績はあるかなどを確認しておきましょう。


ゴミ屋敷を片付けて快適な暮らしを取り戻そう!

今回はゴミ屋敷の片付け方について解説しました。ゴミ屋敷は汚れ度合いによって、1人で片付けられるか決まります。まずは、素人でもキレイにできるか見極めましょう。1人や身の周りの人で片付けられる場合は今回紹介した方法で片付けてみてください。 もしも、素人では片付けるのが困難だと思ったときには、専門業者に依頼してみてください。短時間でキレイな部屋が戻ってきます。この記事を参考に快適な暮らしを取り戻してみましょう。